こんにちは!
みなさんのワンちゃんやネコちゃん、虫を食べたりしますか?
毎日のお散歩はジャーマンシェパードドッグのスマイルさんとの楽しいひとときですが、時には予想外のハプニングもあります。スマイルさんはまだまだパピーちゃんなのでむしろ予想外のハプニングだらけではありますが…
今回は、先日のお散歩中にスマイルさんがカマキリを食べてしまったエピソードとその一件で学びとなったことについてお話ししたいと思います。この記事を通して、皆さんも愛犬がカマキリや他の虫に興味を示したときにどう対処すればよいか、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
目次
スマイルさん、カマキリを食べる⁉ びっくりの朝散歩
それはいつものように朝のお散歩をしていたときに起こりました。
スマイルさんが突然何かに気付きお鼻で何かをつっつきはじめたのです。なんだか嫌な予感。そしてそのお鼻の先には、なんとカマキリの息絶えた姿が!スマイルさんは興味津々でじっと見つめていましたが、次の瞬間、まさかの「パクッ」。一瞬でカマキリを口に入れてしまいました!驚いた私は「スマイルさん、ダメ!!!」と声をかけるかわりに「のおぉおぉぉーーーー!!!」と叫びましたが、時すでに遅し…。
次の瞬間、脳裏をよぎったのがカマキリに寄生するといわれている「ハリガネムシ」。この寄生虫は犬にも寄生するんじゃない!?とさらに私はパニックになったのでした。スマイルさんのお口をこじ開けてカマキリを吐き出させ、そのカマキリをおそるおそる見たところ「ハリガネムシ」の存在は確認できませんでした…
カマキリの寄生虫「ハリガネムシ」とは?
「ハリガネムシ(英名:horsehair worms, Gordian worms)」とは、その名のとおり見た目は針金のような形をした昆虫類の寄生虫。幸いにも哺乳類である犬や人間には寄生しないとのこと。そのため、スマイルさんがカマキリを食べても、ハリガネムシ自体が直接的な健康リスクをもたらす可能性は非常に低いようでした。
馬毛虫はまったく無害です。人間、家畜、ペット、植物に寄生することはありません。
https://yardandgarden.extension.iastate.edu/
カマキリを食べたワンちゃんへの影響とは?
スマイルさんのようにワンちゃんがカマキリを食べてしまった場合、寄生虫というよりも「カマキリ自体を食べてしまうこと」でのいくつかのリスクがあるため、念のため次の点に注意が必要のようです。
1. 口や消化器官の軽い傷
カマキリの脚は細く鋭いため、ワンちゃんの口や喉に軽い傷がつく可能性も否定できません。痛みや不快感が長期間見られる場合は動物病院での診察をおすすめします。
スマイルさんは痛そうなそぶりもなかったので傷は大丈夫だったのだと思います。
2. 消化不良の可能性
カマキリの外骨格には「キチン」という成分が含まれているらしく、犬の消化器では消化しにくい物質なのだそうです。そのため、吐き気や軽い下痢などの消化不良が見られることもあり、こちらも症状が長引く場合には獣医師さんに相談しましょう。
スマイルさんの場合はカマキリを口にくわえただけだったので、具合の悪さは見られませんでした。
3. 農薬や化学物質の影響
カマキリが農薬散布された場所にいた場合、その残留物がワンちゃんに悪影響を及ぼす可能性もあるんだとか。カマキリを食べて具合が悪そうなときは即病院へ!
犬や猫が食べると危険な虫とその理由、食べた場合の症状、そして対処法
犬や猫が食べると食べたこと自体危険なこともさることながら、口の中に入れるだけでも危険な虫が多くいます。
- 理由: 毒性があり、噛まれると痛みや腫れが生じる。
- 症状: 噛まれた箇所の腫れ、痛み、場合によっては発熱や炎症。
- 理由: 刺されると毒が体内に入り、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性がある。
- 症状: 腫れ、痛み、嘔吐、呼吸困難。
理由: 皮膚から毒を分泌するため、誤って口にすると中毒症状が現れる可能性がある。
症状: よだれを大量に出す、嘔吐、震え、痙攣。
- 理由: 広東住血線虫という寄生虫を持つことがあり、摂取すると神経系に影響を及ぼす可能性がある。
- 症状: 嘔吐、食欲不振、神経症状(ふらつきや筋肉の震え)。
- 理由: ゴキブリは細菌や寄生虫を運ぶことがあり、感染症を引き起こすリスクがある。
- 症状: 下痢、嘔吐、感染症の兆候。
- 理由: 毛に毒が含まれており、口にすると中毒を引き起こす可能性がある。
- 症状: よだれ、口の炎症、嘔吐。
- 理由: 刺されると毒が注入され、アレルギー反応を引き起こすことがある。
- 症状: 腫れ、痛み、呼吸困難。
上記の虫たちは、犬や猫にとって潜在的な危険を持つため、散歩中や庭で見つけた場合は愛犬・愛猫が近づかないように気をつけ、万が一食べてしまった際にはすぐに症状を観察して、少しでも異常があれば速やかに動物病院へ連絡することを強くお勧めします。
ワンちゃんが虫を食べないようにするための予防策
スマイルさんのように好奇心旺盛なワンちゃんが虫を食べてしまうのを防ぐ方法としてすぐにでもできることがあります。
散歩中の見守り
特に草むらや自然の多い場所では、ワンちゃんが虫を見つけやすいので、リードを短めにしてコントロールしやすくすると安心です。あまりにもコントロールがしにくいときは「伸縮リード」や「ショートリード」などで顔をなるべく地面に近づけさせないようにお散歩する方法もおすすめです。
「食べない」のコマンドを教える
ワンちゃんに「食べない」「触らない」などの基本的なコマンドを教えることで、興味を持ってしまった時にも声をかけて注意を促すことができます。
驚きと発見のある日常を楽しもう
スマイルさんとのお散歩では、カマキリ事件のような予想外のハプニングもあり、毎日が驚きと発見の連続です。今回のように「カマキリ!寄生虫!大丈夫なの!!!!?」と心配になることも多々ありますが…ワンちゃんと安全に楽しい時間を過ごすためには、日々の観察と少しの知識が大切なのだと学びました。
カマキリを食べたスマイルさんも、幸い体調に問題はなく、今では元気に遊び回っています。
これからもみなさんの愛犬愛猫ライフが健康で幸せにあふれますように♪